留学・インターンシップ事業
インターンシップ事業
海外大学生インターンシッププログラムの実施
海外大学生インターンシッププログラムとは、海外の大学で、日本語や、観光・旅行系学科を専攻する学生が、大学のカリキュラムの一環として、日本のホテル・旅館で一定期間インターンとして働く教育プログラムです。
学生たちは現場で、生きた日本語を使って仕事をすることで、日本語の運用能力を飛躍的に向上させることができるだけではなく、日本的なおもてなしの心や気配りを学ぶことにより、より深く日本と日本語の世界を理解することができるようになります。
また、参加する学生にとっては貴重な「海外体験」「就業体験」の場であり、将来の進路を考える上で重要な機会となるでしょう。
インターンシップでの研修内容
仕事
旅館やホテルのフロント、レストラン、客室係など、語学力や適性に応じて、できるだけ幅広い業務に就いてもらいます。(写真3)
座学
日本で仕事をする際のマナーや、仕事の進め方、あいさつやサービスの言葉、旅館・ホテルでの専門用語や仕事内容などについて、インターンシップ開始時のオリエンテーションなどで学びます。
日々の仕事以外に、四季や地域の特性に応じた体験活動をおこなうことを奨励しています。個々人が休日を利用して行うほか、仕事上必要とされる地域の観光資源の知識を身に着けるために、個々のホテルや旅館で決められた活動を行う場合もあります。
体験活動/レジャー
インターンシップに参加する学生
海外の大学(学位を取得できる課程)で日本語を専攻している学生。2~3年生が中心。
従来、当社団のプログラムでは中国の大学生が大多数を占めていますが、ベトナム・モンゴルからも学生を受け入れています。
属性
日本語力
プログラム参加の条件として、JLPT(日本語能力試験)2級程度の日本語力を有することとしています。
(写真7)オンライン面接イメージ
参加した学生の声
インターンシップ受け入れ実績
2013年12月に第一期生を受け入れて以降、全国120か所ほどで、延べ1000名超を受け入れています。
受入施設様の声
■思ったよりも日本語ができるので、最初からお客様対応の仕事についてもらった。日本人のお客様からも可愛がられるし、台湾や香港、中国からのお客様が見えた際にはかなりの戦力となった。彼がいてくれて本当に助かった。
(長野県 Tホテル様)
■最初は日本語を使うのが不安そうだったが、すぐに慣れて仕事上は全く問題がないレベル。とにかく明るいし元気があるので、職場が活性化された。
(山形県 Jホテル様)
■何をやるにも真剣に一生懸命やるので、周りの日本人スタッフが刺激を受ける。
(三重県 Uホテル様)
■当ホテルは英語圏からのお客様が多く、スタッフも国際色豊か。そのため英語が日本語
についで公用語になっている。中国の学生は 日本の大学生よりも英語が上手に喋れると感じた。
(長野県 Oホテル様)
■当館のウェブサイトには中国語版があるが、その表記の間違いを指摘してくれた。また、新たに中 国語サイトを立ち上げるのを手伝ってもらった。
(複数の施設様より)
留学事業
日中科学技術文化センターは2010年から、中日両国の教育機関及び学生・生徒に向け、日本への留学または中国への留学に関して、代理募集や入学推薦、ビザ申請のコンサルタントなどを含む留学サービスを提供している。
これまで100名以上の中国人学生や生徒の日本留学を支援してきました。同時に日本人学生の中国留学をも支援しています。
大学院留学生(修士課程・博士課程)
本センターは日本華人教授会議会員から、中国から大学院留学生(修士課程・博士課程)の募集を受託しています。入学先は長崎大学、関西大学、杏林大学、埼玉工業大学、明治学院大学、山梨学院大学、自治医科大学があります。
(日本華人教授会議サイト:http://scpj.jp/)
学部留学生
本センターは関東学院大学と埼玉工業大学から委託を受け、中国で特別募集を行っており、これまで100名近くの中国人学生の学部入学を実現させました。
また、学生に日本各大学のSGUプログラムの申請を手伝います。2011年と2019年には、地震災害と新型コロナウイルスによる多くの困難に直面し、本センターはいろいろ努力して大学と学生との積極的なコミュニケーションに協力し、オンラインで入学手続きを完了させ、授業も開始しました。結局すべての学生は順調に来日しました。
日本語学校留学生
本センターは、東京国際交流学院、東京国際交流学院池袋分校、DBC日本語学校、エリザベス・インターナショナル・アカデミーなどのから委託を受け、中国から日本語学校への留学生を募集しています。
入学プログラムは短期コースと長期コースがあります。 1〜2年間の語学勉強を経て、日本の各種大学の学部または大学院に出願することができます。